2023 白馬会議(第16回)ご案内
2011年3月11日に発生した東日本大震災による福島第一原子力発電所事故は全ての日本人に脱原発への道を思いしらせたかに見えたが、私たちの議論は再び浮遊し始めている。かつてトマス・ペインはアメリカ独立戦争の最中、歴史的著書『コモン・センス』を著わし、「イギリスからの独立」がアメリカ国民にとっての「コモン・センス」すなわち「自明の理」であると訴えた。それでは今、日本国民にとって「脱原発」は果たして「コモン・センス」と言えるのか?原発継続を巡る“二項対立”的論争を超え日本国民にとって真に「コモン・センス」に適うエネルギー選択とは何かを問う。
日時:2023年11月18日(土) ~11月19日(日)
会場:白馬樅木ホテル https://www.mominokihotel.com/
定員:70名
主催:白馬会議運営委員会
後援:『世界経済評論』http://world-economic-review.jp/
協賛:株式会社 ジーアンドエフ
目次
<テーマ2022>
<タイムテーブル>
<シェラリゾート白馬の魅力>
<シェラリゾート白馬アクセス・リターン情報>
<参加申込要領>
<2021年第14回白馬会議(ZOOM)報告>
<2020年第13回白馬会議特別レポート>
<2019年第12回白馬会議(現地開催)報告>
<タイムテーブル>
<シェラリゾート白馬の魅力>
<シェラリゾート白馬アクセス・リターン情報>
<参加申込要領>
<2021年第14回白馬会議(ZOOM)報告>
<2020年第13回白馬会議特別レポート>
<2019年第12回白馬会議(現地開催)報告>
≪テーマ2023≫
どうする原発!
—コモン・センスで問え!日本のエネルギー選択
第1セッション:
|
第2セッション:
|
第3セッション:
|
≪タイムテーブル≫
11月19日(土)
時 間 |
プ ロ グ ラ ム |
12:30 |
オープニングランチ |
13:20~14:30 |
第1セッション ゲスト報告(50分) テーブル内意見交換(10分) ゲストとのQ&A(10分) |
14:35~15:45 |
第2セッション ゲスト報告(50分) テーブル内意見交換(10分) ゲストとのQ&A(10分) |
15:45~16:05 |
チェックインタイム(ルームキーを受け取り各自チェックイン) |
16:05~17:15 |
第3セッション ゲスト報告(50分) テーブル内意見交換(10分) ゲストとのQ&A(10分) |
17:15~19:00 |
フリータイム(周辺散策もよし、古民家仕立てかけ流し温泉もよし) |
19:00~19:30 |
カクテルレセプション(信州サーモンをつまみにご歓談を) |
19:30~21:40 |
テーブルディナー(名シェフ・ピエール金澤渾身の本格フレンチ) ※コーヒータイムの頃より参加者有志3名の方に恒例の「ナイトトーク」をお願いします。 |
11月20日(日)
時 間 |
プ ロ グ ラ ム |
7:30 |
朝食(お好きな時間に和洋折衷豪華バイキングをどうぞ) |
8:30 |
チェックアウトタイム(ルームキーをホテル受付にお戻しください。) |
8:45~10:10 |
ウエイクアップスピーチ(参加者有志4名による自由な問題提起) |
10:15~13:00 |
クロステーマセッション ゲスト間討議(60分)テーブル内意見交換(30分)ゲストとのQ&A(60分)総括(15分) |
13:00 |
クロージングランチ(参加者全員に一言感想をお願いします。) |
14:00 |
解散 |
≪シェラリゾート白馬の魅力≫
壮大な大自然に包まれる
≪シェラリゾート白馬アクセス・リターン情報≫
【アクセス】
〈コースA〉 東京駅スタート
〈コースB〉 新宿駅スタート
〈コースC〉 名古屋駅スタート
【リターン】
〈コースA〉
〈コースB〉
〈コースC〉
〈コースA〉 東京駅スタート
- 9:04発「あさま605号」に乗車
- 10:38長野駅に着いたら改札出て左側の東口にあるバス乗り場24番から11:00発白馬駅行きに乗車、12:10着。
₍料金2,200円) - ホテルの車が迎えてくれてホテル着12:20
〈コースB〉 新宿駅スタート
- 8:00発「あずさ5号」に乗車
- 11:41白馬駅着、ホテルの車で11:51着
〈コースC〉 名古屋駅スタート
- 8:00発の「しなの3号」に乗車
- 10:06松本着。10:41発白馬行「あずさ5号」に乗り換え11:41白馬着
ホテルの車で11:51着
【リターン】
〈コースA〉
- ホテル車で白馬駅へ。14:50発のバスで長野駅着16:10
- 長野駅発17:04の「かがやき510号」に乗車。18:28東京駅着。
〈コースB〉
- ホテル車で白馬駅へ。白馬駅始発15:16の「あずさ46号」に乗車。19:06新宿着。
〈コースC〉
- ホテル車で白馬駅へ。白馬駅始発15:16の「あずさ46号」に乗車し、松本駅で16:54発の「しなの20号」に乗り換え、19:07名古屋駅着。
≪参加申し込み要領≫
【参加費用】 1名 37,000円 (1泊4食滞在費及び会議運営費)
※部屋はデラックスツインの1名使用。同室2名使用の場合は1名32,000円。
3名以上使用の場合はファミリースイートを割引価格で対応。日帰り参加等、参加形態により減額調整します。
【参加定員】 先着50名
【新型コロナ感染対応】
※会議開催中の感染対策には最大万全の注意をはらいます。万が一、11月に入って国・自治体等から行動制限が出た場合は直ちに「開催中止」とさせて頂きますことお含みおき願います。
【参加申込方法】
下欄の申込フォームに記入の上、送信ください。
【お問合せ先】
〒206-0031 東京都多摩市豊ヶ丘5-3-5-201
白馬会議運営委員会事務局代表 市川周
TEL: 080-3712-1951 FAX: 042-373-1797
Email:i c h i @ g b 3. s o - n e t. n e. j p
※部屋はデラックスツインの1名使用。同室2名使用の場合は1名32,000円。
3名以上使用の場合はファミリースイートを割引価格で対応。日帰り参加等、参加形態により減額調整します。
【参加定員】 先着50名
【新型コロナ感染対応】
※会議開催中の感染対策には最大万全の注意をはらいます。万が一、11月に入って国・自治体等から行動制限が出た場合は直ちに「開催中止」とさせて頂きますことお含みおき願います。
【参加申込方法】
下欄の申込フォームに記入の上、送信ください。
【お問合せ先】
〒206-0031 東京都多摩市豊ヶ丘5-3-5-201
白馬会議運営委員会事務局代表 市川周
TEL: 080-3712-1951 FAX: 042-373-1797
Email:i c h i @ g b 3. s o - n e t. n e. j p
【2021年第14回白馬会議(ZOOM)報告】
コロナのため2020年に続き白馬会議の現地開催を2021年も諦めざるを得なかった。但し、この2年間、私達はコロナの前で只、足踏みをしていただけではない。様々な現場でコロナと格闘しながら、実はコロナを越えて見えて来る新たなニッポンを模索していたのではないか?そんな問題意識と期待の中で、過去12回の白馬会議に集った延べ800名の方々に呼びかけ、2021年はZOOMシンポジウムを開催、2022秋の白馬会議再開に向けた知力充実と心意気を喚起した。
開催日時:2021年11月28日(SUN) 14:00~16:30 (ZOOM)
テーマ:コロナを越えて見えて来るニッポンを問う!
―政治・経済・外交の視点からー
コロナを越えるニッポンにどんな未来が開けて来るのか?目先の楽観、悲観に振り回されずに、これから向かうべき日本の姿を政治、経済、外交それぞれの視点から注目すべき3人の論客を招いて徹底討議しました。
開催日時:2021年11月28日(SUN) 14:00~16:30 (ZOOM)
テーマ:コロナを越えて見えて来るニッポンを問う!
―政治・経済・外交の視点からー
コロナを越えるニッポンにどんな未来が開けて来るのか?目先の楽観、悲観に振り回されずに、これから向かうべき日本の姿を政治、経済、外交それぞれの視点から注目すべき3人の論客を招いて徹底討議しました。
〈プロフィール〉
東京大学法学部卒業。東京都立大学法学部助教授を経て、東京大学大学院法学政治学研究科教授。専門は自治体行政学。著書に『コロナ対策禍の国と自治体』『行政学講義-日本官僚制を解剖する』『地方創生の正体』等。
東京大学法学部卒業。東京都立大学法学部助教授を経て、東京大学大学院法学政治学研究科教授。専門は自治体行政学。著書に『コロナ対策禍の国と自治体』『行政学講義-日本官僚制を解剖する』『地方創生の正体』等。
〈プロフィール〉
横浜国立大学経済学部卒業後、大和証券を経てドイツ証券入社し、調査部長兼チーフストラテジスト、副会長兼チーフ・インベストメント・アドバイザーを歴任。2009年武者リサーチ設立。著書は『アフターコロナ V字回復する世界経済』『史上最大の「メガ景気」がやってくる』『超金融緩和の時代』等。
横浜国立大学経済学部卒業後、大和証券を経てドイツ証券入社し、調査部長兼チーフストラテジスト、副会長兼チーフ・インベストメント・アドバイザーを歴任。2009年武者リサーチ設立。著書は『アフターコロナ V字回復する世界経済』『史上最大の「メガ景気」がやってくる』『超金融緩和の時代』等。
〈プロフィール〉
東北大学歯学部卒業。米国ニュースクール大学政治学修士課程修了。米戦略国際問題研究所(CSIS)上級研究員を経て2005年帰国、三井物産戦略研究所、東京財団から現職。著書は『2021年以後の世界秩序』 『2025年米中逆転』『「今のアメリカ」がわかる本』等。
東北大学歯学部卒業。米国ニュースクール大学政治学修士課程修了。米戦略国際問題研究所(CSIS)上級研究員を経て2005年帰国、三井物産戦略研究所、東京財団から現職。著書は『2021年以後の世界秩序』 『2025年米中逆転』『「今のアメリカ」がわかる本』等。
【2020 白馬会議特別レポ―ト】
コロナパンデミックを越えて
-36の視点-
コロナが本格化した20202年は白馬村での会議開催を断念。2008年に開催した第1回より白馬会議に集ってきた「知的個人」の中から「有志的論客」36名の皆さんに依頼し、コロナに立ち向かうショートメッセージを寄稿して頂いた。
※2020年特別レポートは以下よりダンロードできます。
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【2019年第12回白馬会議討議報告】
令和の始まりはどことなく明るいムードが漂っていたが、新しい時代をどう切り拓くか明確なビジョンが示されているわけではない。12年目の白馬会議では「令和ニッポンの青写真を描け」と意気込んだが、青写真の下書きを持ち帰った実感はなかった。我々の眼前は依然と荒野である。
第12回白馬会議チラシ__1_.pdf | |
File Size: | 1866 kb |
File Type: |
第1セッション
“第4の波”にどう立ち向かうか?―ブロックチェーン革命とサイバーセキュリティ
松田 学氏 (松田政策研究所代表)
第2セッション
21世紀前半の日本政府の進路
金井 利之氏 (東京大学大学院法学政治学研究科教授)
第3セッション
米中超大国間でどうバランスをとるか?―日本外交模索の先
川島 真氏 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
第4セッション
若者はどう未来をつかもうとしているのか?-世代間キャップを越えて
西田 亮介氏 (東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授)
“第4の波”にどう立ち向かうか?―ブロックチェーン革命とサイバーセキュリティ
松田 学氏 (松田政策研究所代表)
第2セッション
21世紀前半の日本政府の進路
金井 利之氏 (東京大学大学院法学政治学研究科教授)
第3セッション
米中超大国間でどうバランスをとるか?―日本外交模索の先
川島 真氏 (東京大学大学院総合文化研究科教授)
第4セッション
若者はどう未来をつかもうとしているのか?-世代間キャップを越えて
西田 亮介氏 (東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授)
中国化するニッポン?
第1セッション【米中超大国間でどうバランスをとるか?】で川島真氏(東京大学大学院教授)は習近平の中国が高度に経済発展しても民主主義社会を指向しないという、西欧文明モデルとは全く異質な世界に自信を持ち始めていることを強調し、日本にとって今後の対米・中外交が従来型のバランス戦略では手に負えなくなると戒めた。一方、中国に親しみを感じないと日本人の8割が答えながら、その日本人の7割が中国を重要な国だと答える「成熟した関係」の難しさ、鬱陶しさにも言及した。
この中国観は第3セッション【行政とどう立ち向かうか?】の基調報告者金井利之氏(東京大学大学院教授)の考え方と驚く程重なっていた。金井氏はかつて勢いのあった「地方創生」が、自治体間のゼロサムゲーム的な競争世界の中に陥没してしまったと断じた。その背景として、日本という国家社会が「政治的民主主義」(個人の真の自由がない誘導管理された民主主義)と経済的自由主義(競争を是とする弱肉強食型市場主義)の結合した、将に川島氏が指摘した中国モデルに近似し始めている点を挙げた。
デジタル独裁vsデジタルコモンズ
金井氏は「政治的民主主義」が「みんなで決めたことにみんなで従うのは当たり前」という前提のもとに誘導されるという。その「みんな」の正当性がAIやビッグデータによって飛躍的に「精緻化」されれば、「デジタル独裁」とも言える中国型サイバー空間管理も可能になる。
この問題を第2セッション【“第4の波”にどう立ち向かうか?】の基調報告者松田学氏(松田政策研究所代表)も「ヒットラーとAIが重なる悪夢」と強く警告し、資本主義競争社会と共存し得る「協働型コモンズ」を提唱、その実現のためにブロックチェーンや仮想通貨という非中央集権型デジタル情報技術の活用を提起した。
川島氏、松田氏、金井氏の三氏に共通していたのは、西欧モデルの焼き直しでは令和ニッポンの青写真はあぶり出せないが、中国モデルへの急接近もあり得ないという葛藤であった。
「老中青三結合」型社会への予感
第4セッション【若者はどう未来をつかもうとしているのか?】の基調報告者西田亮介氏(東京工業大学准教授)は白馬会議歴代最年少のセッション報告者であった。西田氏は、昭和世代が大きな役割を果たした平成時代は贔屓目にいってもうまくいかなかった。そのうまくいかなかった知見を持ち出し、令和の青写真づくりと言われても困ると明確な権限委譲請求を突きつけてきた。
但し、こちらにも言い分がある。現在、65歳以上の人口比率は28%台だが、後30年足らずで4割程で高止まり、それから100年近くは15歳未満が1割、15歳~65歳が6割の人口比率が固定定常化する「老中青三結合」型社会に入っていく。そこで問われるのはピラミッド型人口構成時代の権限委譲システムではなく、それぞれの世代階層が当事者意識を持って日本文明の共創に参画していく新しい意識と行動である。「老年」も一緒に荒野を目指すのだ。
第1セッション【米中超大国間でどうバランスをとるか?】で川島真氏(東京大学大学院教授)は習近平の中国が高度に経済発展しても民主主義社会を指向しないという、西欧文明モデルとは全く異質な世界に自信を持ち始めていることを強調し、日本にとって今後の対米・中外交が従来型のバランス戦略では手に負えなくなると戒めた。一方、中国に親しみを感じないと日本人の8割が答えながら、その日本人の7割が中国を重要な国だと答える「成熟した関係」の難しさ、鬱陶しさにも言及した。
この中国観は第3セッション【行政とどう立ち向かうか?】の基調報告者金井利之氏(東京大学大学院教授)の考え方と驚く程重なっていた。金井氏はかつて勢いのあった「地方創生」が、自治体間のゼロサムゲーム的な競争世界の中に陥没してしまったと断じた。その背景として、日本という国家社会が「政治的民主主義」(個人の真の自由がない誘導管理された民主主義)と経済的自由主義(競争を是とする弱肉強食型市場主義)の結合した、将に川島氏が指摘した中国モデルに近似し始めている点を挙げた。
デジタル独裁vsデジタルコモンズ
金井氏は「政治的民主主義」が「みんなで決めたことにみんなで従うのは当たり前」という前提のもとに誘導されるという。その「みんな」の正当性がAIやビッグデータによって飛躍的に「精緻化」されれば、「デジタル独裁」とも言える中国型サイバー空間管理も可能になる。
この問題を第2セッション【“第4の波”にどう立ち向かうか?】の基調報告者松田学氏(松田政策研究所代表)も「ヒットラーとAIが重なる悪夢」と強く警告し、資本主義競争社会と共存し得る「協働型コモンズ」を提唱、その実現のためにブロックチェーンや仮想通貨という非中央集権型デジタル情報技術の活用を提起した。
川島氏、松田氏、金井氏の三氏に共通していたのは、西欧モデルの焼き直しでは令和ニッポンの青写真はあぶり出せないが、中国モデルへの急接近もあり得ないという葛藤であった。
「老中青三結合」型社会への予感
第4セッション【若者はどう未来をつかもうとしているのか?】の基調報告者西田亮介氏(東京工業大学准教授)は白馬会議歴代最年少のセッション報告者であった。西田氏は、昭和世代が大きな役割を果たした平成時代は贔屓目にいってもうまくいかなかった。そのうまくいかなかった知見を持ち出し、令和の青写真づくりと言われても困ると明確な権限委譲請求を突きつけてきた。
但し、こちらにも言い分がある。現在、65歳以上の人口比率は28%台だが、後30年足らずで4割程で高止まり、それから100年近くは15歳未満が1割、15歳~65歳が6割の人口比率が固定定常化する「老中青三結合」型社会に入っていく。そこで問われるのはピラミッド型人口構成時代の権限委譲システムではなく、それぞれの世代階層が当事者意識を持って日本文明の共創に参画していく新しい意識と行動である。「老年」も一緒に荒野を目指すのだ。
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お問合せ:白馬会議運営委員会
〒206-0031 東京都多摩市豊ヶ丘5-3-5-201 TEL: 080-3712-1951 EMAIL: i c h i @ g b 3 . s o - n e t . n e . j p