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2022 白馬会議(第15回)ご案内

2020白馬会議(第13回)は現地開催を諦め、特別レポート『コロナパンデミックを越えてー36の視点』をコロナに震える世の中に問かけました。2021白馬会議(第14回)も現地開催を断念、ZOOMパネル討議『コロナを越えて見えて来るニッポンを問う』を延べ800名を超える過去12年間の出席者に発信しました。

​そして2022年秋、第15回白馬会議は感染対策に万全を尽くしながら3年間の空白を乗り越え現地開催を復活します。

さあ、日本が誇るコンフェランスリゾート白馬で日本版ダボス会議の醍醐味を再び噛みしめましょう。


​開催日時:2022年11月19日(土) 12:30~11月20日(日)14:00

会  場:長野県白馬村『シェラリゾート白馬』http://sierrahakuba.jp/ 

主催&後援:白馬会議運営委員会&『世界経済評論』http://world-economic-review.jp/

   協賛:株式会社 ジーアンドエフ


​目次

<テーマ2022>
<タイムテーブル>
<シェラリゾート白馬の魅力>
<シェラリゾート白馬アクセス・リターン情報>
<参加申込要領>
<2021年第14回白馬会議(ZOOM)報告>
<2020年第13回白馬会議特別レポート>
<2019年第12回白馬会議(現地開催)報告>

≪テーマ2022≫

コロナ後・ウクライナ後の日本の未来を問う!
一体、コロナ、そしてウクライナの先にどんなニッポンが見えて来るのか?
下記3つのセッションを軸にして熱論を展開します。


第1セッション:
​

ロシア・ウクライナ侵略と日本の安全保障
― 戦後平和外交に何が問われているか?


​
ゲスト講師:  鈴木一人氏 東京大学公共政策大学院教授

【論点】

「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」この日本国憲法前文を出発点に戦後日本平和外交は始まった。今回のロシア・ウクライナ侵略はこの大前提を根本から突き崩すものだ。「ルール・オブ・ロー」から「ルール・オブ・ジャングル」へ国際規範が大転換する中で、日本の安全保障観そしてその戦略をどう見つめなおしたらいいのか? 真正面から議論をしてみたい。
プロフィール
​英国サセックス大学ヨ-ロッパ研究所現代ヨーロッパ研究専攻博士課程修了。北海道大学公共政策大学院教授から現職へ。国連安保理イラン制裁専門家パネル委員。アジア・パシフィック・イニシアチブ地経学研究所長、国際問題研究所客員研究員等兼任。日本安全保障貿易学会会長(2017年~)。
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第2セッション:
​

コロナ・ウクライナと日本経済沈没
― 成長軌道に戻す「TODOリスト」とは?


ゲスト講師:小黒一正氏  法政大学経済学部教授

【論点】

コロナ・ウクライナ危機が日本人に「富国強兵」へのノスタルジーを誘う。果たして今の日本は経済成長力に裏うちされた「富国」と言えるか?財政破綻危機の予兆に怯える日本に「強兵」を支える国家財政基盤はあるのか?一方なすがままの円安に本気で為替介入すれば日本の外貨準備高はあっという間に底をついてしまう。騙し騙し維持している年金政策の行きつく先には貧困化高齢者の爆発的増加が待っている。ではどうするか?現実を直視してやるべきこと(「TODOリスト」)を明示し、決して逃げずに1つ1つ解決して行くしかないだろう。
プロフィール
​京都大学理学部卒業、大蔵省(現財務省)入省後、財務省財務総合政策研究所主任研究官、一橋大学経済研究所准教授などを経て現職。この間、内閣府・経済社会総合研究所客員研究員、経済産業研究所コンサルティングフェロー、内閣府・経済社会構造に関する有識者会議 制度・規範WG「世代会計専門チーム」メンバー等を歴任。
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第3セッション:
​

危機のニッポン政治
― 今、現場で何が起きているのか?


ゲスト講師:
上田清司氏  参議院議員・前埼玉県知事
【論点】
オリパラ汚職の内実は?安倍国葬の真の動機は?統一教会と自民党のほんとの一体度は?
コロナ・ウクライナによる厚労省・防衛省の変質は?忖度政治は何故続くのか?政権交代の夢と期待が国民から何故消えたのか?・・・我々には投票結果と世論調査の数字しか見えてこないニッポン政治の現場で今、何が起きているのか?衆議院議員、県知事、そして今、参議院議員として長年格闘し続けている生の政治家の現場の声に耳を傾けてみよう。政治は生身の人間しか動かせないのだから。
プロフィール
福岡市生まれ。法政大学法学部・早稲田大学大学院政治学研究科卒。1993年(平成5年)に自民党を離党し、結党されたばかりの新生党の公認を受けて衆議院議員選挙に出馬し、5度目の出馬で初当選をトップで果たした。その後、3期の衆議院議員を経て埼玉県知事を4期務め、「熱伝導知事」の異名をはせた。2019年の参議院選挙で国政に復帰。
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​≪タイムテーブル≫

11月19日(土)
時         間
プ  ロ  グ  ラ  ム
12:30
オープニングランチ
13:20~14:30
第1セッション
ゲスト報告(50分) テーブル内意見交換(10分) ゲストとのQ&A(10分)
14:35~15:45
第2セッション
​ゲスト報告(50分) テーブル内意見交換(10分) ゲストとのQ&A(10分)
15:45~16:05
 チェックインタイム(ルームキーを受け取り各自チェックイン)
16:05~17:15
第3セッション
​ゲスト報告(50分) テーブル内意見交換(10分) ゲストとのQ&A(10分)
17:15~19:00
フリータイム(周辺散策もよし、古民家仕立てかけ流し温泉もよし)
19:00~19:30
カクテルレセプション(信州サーモンをつまみにご歓談を)
19:30~21:40
テーブルディナー(名シェフ・ピエール金澤渾身の本格フレンチ)
※コーヒータイムの頃より参加者有志3名の方に恒例の「ナイトトーク」をお願いします。
11月20日(日)
時         間
プ  ロ  グ  ラ  ム
7:30
朝食(お好きな時間に和洋折衷豪華バイキングをどうぞ)
8:30
チェックアウトタイム(ルームキーをホテル受付にお戻しください。)
8:45~10:10
ウエイクアップスピーチ(参加者有志4名による自由な問題提起)
10:15~13:00
クロステーマセッション
ゲスト間討議(60分)テーブル内意見交換(30分)ゲストとのQ&A(60分)総括(15分) 
​
13:00
クロージングランチ(参加者全員に一言感想をお願いします。)
14:00
解散


​≪
シェラリゾート白馬の魅力≫
​

壮大な大自然に包まれる
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のびのびとした会議・宴会場
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ゆったりとした一人使用のデラックスツインルーム
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古民家を移築したかけ流しヒノキ風呂温泉
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豪華な食事
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​≪シェラリゾート白馬アクセス・リターン情報≫
​

【アクセス】

〈コースA〉 東京駅スタート
  • 9:04発「あさま605号」に乗車
  • 10:38長野駅に着いたら改札出て左側の東口にあるバス乗り場24番から11:00発白馬駅行きに乗車、12:10着。
    ​₍料金2,200円)
  • ホテルの車が迎えてくれてホテル着12:20
 
〈コースB〉 新宿駅スタート
  • 8:00発「あずさ5号」に乗車
  • 11:41白馬駅着、ホテルの車で11:51着
 
〈コースC〉 名古屋駅スタート
  • 8:00発の「しなの3号」に乗車
  • 10:06松本着。10:41発白馬行「あずさ5号」に乗り換え11:41白馬着
    ホテルの車で11:51着
 
【リターン】

〈コースA〉
  • ホテル車で白馬駅へ。14:50発のバスで長野駅着16:10
  • 長野駅発17:04の「かがやき510号」に乗車。18:28東京駅着。

〈コースB〉
  • ホテル車で白馬駅へ。白馬駅始発15:16の「あずさ46号」に乗車。19:06新宿着。

〈コースC〉
  • ホテル車で白馬駅へ。白馬駅始発15:16の「あずさ46号」に乗車し、松本駅で16:54発の「しなの20号」に乗り換え、19:07名古屋駅着。


​≪参加申し込み要領≫ 
​

【参加費用】    1名 37,000円 (1泊4食滞在費及び会議運営費)
   ※部屋はデラックスツインの1名使用。同室2名使用の場合は1名32,000円。
 3名以上使用の場合はファミリースイートを割引価格で対応。日帰り参加等、参加形態により減額調整します。


【参加定員】 先着50名

【新型コロナ感染対応】
※会議開催中の感染対策には最大万全の注意をはらいます。万が一、11月に入って国・自治体等から行動制限が出た場合は直ちに「開催中止」とさせて頂きますことお含みおき願います。

【参加申込方法】 
​下欄の申込フォームに記入の上、送信ください。

【お問合せ先】

   〒206-0031  東京都多摩市豊ヶ丘5-3-5-201
 白馬会議運営委員会事務局代表 市川周
 TEL: 080-3712-1951  FAX: 042-373-1797
 Email:i c h i @ g b 3. s o - n e t. n e. j p

    申込フォーム

送信


​【2021年第14回白馬会議(ZOOM)報告】

 コロナのため2020年に続き白馬会議の現地開催を2021年も諦めざるを得なかった。但し、この2年間、私達はコロナの前で只、足踏みをしていただけではない。様々な現場でコロナと格闘しながら、実はコロナを越えて見えて来る新たなニッポンを模索していたのではないか?そんな問題意識と期待の中で、過去12回の白馬会議に集った延べ800名の方々に呼びかけ、2021年はZOOMシンポジウムを開催、2022秋の白馬会議再開に向けた知力充実と心意気を喚起した。

開催日時:2021年11月28日(SUN) 14:00~16:30 (ZOOM)


テーマ:コロナを越えて見えて来るニッポンを問う!
​                     ―政治・経済・外交の視点からー


​コロナを越えるニッポンにどんな未来が開けて来るのか?目先の楽観、悲観に振り回されずに、これから向かうべき日本の姿を政治、経済、外交それぞれの視点から注目すべき3人の論客を招いて徹底討議しました。

​
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金井利之氏 東京大学大学院教授
​ 

【論点】コロナ対策禍の国と自治体

COVID-19に直面して、日本政治の「基礎疾患」が明らかになった。改革、官邸主導、印象操作・改竄・偽装などの「免疫暴走」が繰り返されるなかで、足下からじわじわと行政・自治が蝕まれて、経済と社会と文化が苛まれたのである。むしろ、何もしない方がマシであった。
〈プロフィール〉
 東京大学法学部卒業。東京都立大学法学部助教授を経て、東京大学大学院法学政治学研究科教授。専門は自治体行政学。著書に『コロナ対策禍の国と自治体』『行政学講義-日本官僚制を解剖する』『地方創生の正体』等。

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武者陵司氏 武者リサーチ代表
 
​【論点】大きな政府時代の到来と日本

​    ~変わるゲームのルール~

40年間続いた小さな政府、市場に依拠した資源配分の時代が終わり、財政・金融・制度などあらゆる面で、政府のイニシャティブが求められる時代に入った。デジタル革命で生み出された膨大な労働と資本の余剰を処理するために(=ゼロ金利とデフレの危機に対処するために)、専制主義によって台頭する中国に対峙するために、ゼロカーボンを達成するために、市場の限界が痛感させられる時代である。中途半端な日本、大丈夫なのか。
〈プロフィール〉
 横浜国立大学経済学部卒業後、大和証券を経てドイツ証券入社し、調査部長兼チーフストラテジスト、副会長兼チーフ・インベストメント・アドバイザーを歴任。2009年武者リサーチ設立。著書は『アフターコロナ V字回復する世界経済』『史上最大の「メガ景気」がやってくる』『超金融緩和の時代』等。

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渡部恒雄氏 笹川平和財団上席研究員  
 
​【論点】 日本は米中対抗・競争の最前線

コロナパンデミックは米国の求心力の低下を増幅させた。バイデン政権は中国との競争・対抗路線を取っているが、冷戦期のような全面的な関与をする軍事・経済的な余裕はなく、日本への期待が高まる。日本にとっては危機であるとともに機会でもある。
〈プロフィール〉
東北大学歯学部卒業。米国ニュースクール大学政治学修士課程修了。米戦略国際問題研究所(CSIS)上級研究員を経て2005年帰国、三井物産戦略研究所、東京財団から現職。著書は『2021年以後の世界秩序』 『2025年米中逆転』『「今のアメリカ」がわかる本』等。


​【2020 白馬会議特別レポ―ト】

​


​コロナパンデミックを越えて

-36の視点-

コロナが本格化した20202年は白馬村での会議開催を断念。2008年に開催した第1回より白馬会議に集ってきた「知的個人」の中から「有志的論客」36名の皆さんに依頼し、コロナに立ち向かうショートメッセージを寄稿して頂いた。
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※2020年特別レポートは以下よりダンロードできます。
白馬会議特別レポート.pdf
File Size: 1990 kb
File Type: pdf
ファイルをダウンロードする



​【2019年第12回白馬会議討議報告】


​令和の始まりはどことなく明るいムードが漂っていたが、新しい時代をどう切り拓くか明確なビジョンが示されているわけではない。12年目の白馬会議では「令和ニッポンの青写真を描け」と意気込んだが、青写真の下書きを持ち帰った実感はなかった。我々の眼前は依然と荒野である。
第12回白馬会議チラシ__1_.pdf
File Size: 1866 kb
File Type: pdf
ファイルをダウンロードする

 第1セッション
“第4の波”にどう立ち向かうか?―ブロックチェーン革命とサイバーセキュリティ
松田 学氏 (松田政策研究所代表)

 第2セッション

21世紀前半の日本政府の進路
金井 利之氏 (東京大学大学院法学政治学研究科教授)

第3セッション

米中超大国間でどうバランスをとるか?―日本外交模索の先
川島 真氏 (東京大学大学院総合文化研究科教授)

​
​
第4セッション
若者はどう未来をつかもうとしているのか?-世代間キャップを越えて
西田 亮介氏 (東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授)

​中国化するニッポン?

 第1セッション【米中超大国間でどうバランスをとるか?】で川島真氏(東京大学大学院教授)は習近平の中国が高度に経済発展しても民主主義社会を指向しないという、西欧文明モデルとは全く異質な世界に自信を持ち始めていることを強調し、日本にとって今後の対米・中外交が従来型のバランス戦略では手に負えなくなると戒めた。一方、中国に親しみを感じないと日本人の8割が答えながら、その日本人の7割が中国を重要な国だと答える「成熟した関係」の難しさ、鬱陶しさにも言及した。
 この中国観は第3セッション【行政とどう立ち向かうか?】の基調報告者金井利之氏(東京大学大学院教授)の考え方と驚く程重なっていた。金井氏はかつて勢いのあった「地方創生」が、自治体間のゼロサムゲーム的な競争世界の中に陥没してしまったと断じた。その背景として、日本という国家社会が「政治的民主主義」(個人の真の自由がない誘導管理された民主主義)と経済的自由主義(競争を是とする弱肉強食型市場主義)の結合した、将に川島氏が指摘した中国モデルに近似し始めている点を挙げた。
 
デジタル独裁vsデジタルコモンズ

金井氏は「政治的民主主義」が「みんなで決めたことにみんなで従うのは当たり前」という前提のもとに誘導されるという。その「みんな」の正当性がAIやビッグデータによって飛躍的に「精緻化」されれば、「デジタル独裁」とも言える中国型サイバー空間管理も可能になる。
この問題を第2セッション【“第4の波”にどう立ち向かうか?】の基調報告者松田学氏(松田政策研究所代表)も「ヒットラーとAIが重なる悪夢」と強く警告し、資本主義競争社会と共存し得る「協働型コモンズ」を提唱、その実現のためにブロックチェーンや仮想通貨という非中央集権型デジタル情報技術の活用を提起した。
 川島氏、松田氏、金井氏の三氏に共通していたのは、西欧モデルの焼き直しでは令和ニッポンの青写真はあぶり出せないが、中国モデルへの急接近もあり得ないという葛藤であった。
 
「老中青三結合」型社会への予感
​

 第4セッション【若者はどう未来をつかもうとしているのか?】の基調報告者西田亮介氏(東京工業大学准教授)は白馬会議歴代最年少のセッション報告者であった。西田氏は、昭和世代が大きな役割を果たした平成時代は贔屓目にいってもうまくいかなかった。そのうまくいかなかった知見を持ち出し、令和の青写真づくりと言われても困ると明確な権限委譲請求を突きつけてきた。
 但し、こちらにも言い分がある。現在、65歳以上の人口比率は28%台だが、後30年足らずで4割程で高止まり、それから100年近くは15歳未満が1割、15歳~65歳が6割の人口比率が固定定常化する「老中青三結合」型社会に入っていく。そこで問われるのはピラミッド型人口構成時代の権限委譲システムではなく、それぞれの世代階層が当事者意識を持って日本文明の共創に参画していく新しい意識と行動である。「老年」も一緒に荒野を目指すのだ。
※討議報告全体は第12回白馬会議報告書を参照
※討議会場の模様は35分間のダイジェスト動画を参照。(本動画は水野哲也氏の協力で制作されました。)


​お問合せ:​白馬会議運営委員会 
〒206-0031 東京都多摩市豊ヶ丘5-3-5-201   TEL: 080-3712-1951   EMAIL: i c h i @ g b 3 . s o - n e t . n e . j p
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